悩ましい魚の骨、どう処理する?
もう一つ、幼い年代の子どもたちだとどうしても「骨」の問題は避けて通ることができませんね。
もちろん、大きく成長してまで「骨があるから魚は嫌い」なんて言ってほしくないですよね。日本人は魚とつきあってきた長い食文化があります。
小骨は魚の胸あたりにあって、大きい骨は真ん中ぐらいにある、というようなことも、頭付き、尻尾付き、骨付きの魚の塩焼きを食べるという繰り返しの経験から学んでいき、きれいに食べられるようになっていくもの。
とはいえ、まだ、骨が口に入ってきても器用に選り分けて出すことができない子どもたちに骨つきの魚に挑戦させるのは時期尚早というもの。
そこで、簡単な「骨抜き」だけでも覚えてしまいましょう。
2枚おろしにした切り身を「骨抜き」すれば安心
魚をさばく、とまでいかなくても、2枚おろしにした切り身を買ってくればOK。さっと骨を抜くだけで調理がはじめられます。
尻尾があった部分は左、頭のあった部分は右、というふうに切り身をまな板に置き、500~1000円以内で手に入れられる「魚の骨抜き器」を使って、1本ずつ小骨を抜いていきます。
骨抜きでしっかりと骨をはさみ、頭の方向にひっぱると、面白いようにすっと抜くことができます。
抜いた骨はペーパータオルに置いておいたり、水を張った器に入れておいたりすると、骨が散らかることもありません。手で表面をすーっとなでると、骨が残っていないかもチェックできます。