●無理にキャラを作らない
 いじめやバトルにならないように過度に警戒し、「いい人キャラ」を作ってしまうこともあるかと思います。しかし、それでは、自分が苦しいだけでなく、相手にも張りつめた雰囲気が伝わります。

 それにあなたがどんなに頑張っても、挨拶程度でつきあいが終わる人は必ず出てきます。自分を作っても作らなくても、結局、合う人、合わない人が出てくるのであれば、いつも通りのあなたらしくいたほうがよっぽどいいと思いませんか?

●判断に迷ったらとにかく一旦黙る
 ママ友と話していると、こんなことを言ったら嫌がられるかなと思ったり、この話題は嫌だなと感じることもあると思います。そんなときあなたができるのは「黙る」ことです。黙って周りの様子をみる時間を作れば、軌道修正できることも多いです。

●誘いがなくても気にしない
 派閥とまでいかなくても、クラスのママの中で仲よしグループができることはよくあります。ときには、そのグループ同士で集まることもあるでしょうが、あなたに誘いがないこともあるかもしれません。そんなときは、あまり深く気にしないほうがいいです。

 保育園のママはお迎え時間もバラバラです。そして、何よりも忙しい人が多いので、たまたまお迎えで一緒になった2~3人のママで「今度飲みに行こうか」という話になることもあります。だから、「あなたを誘いたくない」ということではなく、本当に「たまたま」なのです。

 そうは言っても、やっぱりこういったことが気になるのであれば、園以外のママ友を作って、そちらに意識を向けたほうが楽になりますよ。

●正義を振りかざさない
 他の家庭の話を聞いたときに、教育観などに大きな違いを感じることがあります。特にお受験や習い事の話になると、本当に家庭によって考え方はそれぞれです。あなたが「おかしい」と思っても、人は違うことを考えています。人の家について、口を出す必要はありません。

 また逆に、子育てや習い事について「ああするべきだ」、「こうしたほうがいい」と言ってくるママもいます。当人はよかれと思って言っているのでしょうが、あまり嬉しいものではありません。そのときは「なるほどねー」と、とりあえず話を聞いて、華麗にスルーしましょう。中には、自分の家の問題を見たくないために、人のことにクビを突っ込んでくるママもいるのです。

<『「働くママ」の時間術』(著・馬場じむこ/日本実業出版社)から転載>

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