取り組みやすい課題というのは、なるべくシンプルで、難しすぎないもののことです。計算、一行題、漢字の練習など、教材もあちこち参照する必要なくひとつにまとまっていて、一人でやっていても迷わないものがいいと思います。テストでできなかった(難易度の高かった)問題の再チャレンジなどは、問題によっては一人ではやっぱり解き方がわからなかったということになりかねないので避けます。塾の宿題などであれば、基本問題のところだけ一人でやっておくことにして、応用のところにきたら親が帰ってからにする、などでもいいと思います。

 解答を撤去する場合は、家のどこかに隠すなんて姑息なことはやめて…それじゃゲーム感覚、親との知恵比べ感覚で探したくなりますからね…通勤かばんに入れて会社に持っていってしまうのが簡便・確実です。変なところに隠すと自分でも探したりします(実話)。

 ちゃんと自力で課題に取り組む習慣が定着してきたら、徐々に課題の質と量を増やしたりしてもよいでしょう。いずれにせよ、毎日の実施確認はなるべく欠かさずにしましょう。一日分なら怒らずに対処できますが、「ずっとやってなかった」で怒らない人もあんまりいませんし、より回復しにくい事態になっていますからね。

 最終的なゴールは、解答はちゃんと手の届くところにあって、必要なときに自ら参照して勉強が進められることです。親がいないときにわからない問題が出てきたら、スキップするしかないんじゃ勉強が完結しませんから。解答・解説を自分で読みこなして学習し、ここはできなかったという印をしっかりつけて後日に備える。そういうことができてこそ自律的な勉強です。そこまでたどり着かなくても中学受験はできますけど。

 ところで、我が家では、どんなに見えるところに答えがあっても写さないのが下二人、危なかったのは上の子です。なんか、私が聞いた範囲だと、写すタイプは男子に多いような気がするんですが。幼いのかな? でも、○○な子ほどかわいいといいますか、ほんと憎めないタイプだったりしません?