こんにちは。NPO法人ファザーリング・ジャパンの初代代表を務め、今は副理事をやっています安藤哲也です。

 「ファザーリング」の「ファザー」は、father=父親のこと。「笑っている父親を増やしたい」という気持ちで、2006年に団体を設立して、当時まだ市民権を得ていなかった「イクメン」を応援する活動をやってきました。

 厚生労働省の「イクメンプロジェクト」にも当初から関わり、男性の育児休暇取得率アップのための提言などを行ってきて、児童虐待を防止するための活動にもディープに携わっています。いろんな追い風もあって、子育て世代の男性たちの意識は、だいぶ変わってきたなと実感しています。

 今の立場になる前は、楽天ブックスという会社で事業部長をやっていました。その前も出版関係やIT系など、いくつかの企業に籍を置いていたので、こんなロックな風貌でも、ビジネス社会にもまれた経験もあるんです(笑)。

 プライベートでは3児の父。一番下の次男がいよいよこの春に小学校入学で、14年続いた保育園送迎生活も残すところあと数日。月曜日の朝のシーツ替えの手間さえ、愛おしく感じている今日この頃です…(うるっ)。

「イクメン」の次は…「イクボス」の時代

 さて、そんな僕が満を持してこの3月に立ち上げようとする新規プロジェクト―――それが、「イクボスプロジェクト」です

 「イクボス? なんじゃ? イクメンが『育児するメンズ』なら、イクボスは『育児するボス』のこと? なんだ、高齢出産した夫婦の夫のことか」って?

 いえいえ、違います。