勝倉 そうですね。今までは書類の作成や編集がなかなかしにくいのが悩みでした。

小田 具体的にはどんな悩みですか?

勝倉 子育て中心の生活をしていると、パソコンの前に座ることがまず1つハードルになるんですよね。それから、入力や編集作業をすることになるので、ちょっと面倒ですね。

小田 それはワードですか?

勝倉 ワード、エクセル、パワーポイントの3点セット、すべて使いますね。一番使用頻度が高いのはエクセルかな。

――iPhoneには、アップルが出している文書作成アプリの「Pages」や表計算アプリの「Numbers」がありますね。プレゼンテーション作成アプリの「Keynote」もあります。

Pages
 iPhone、iPadで使えるアップル純正の文書作成アプリ。マルチタッチ操作に対応している。ワードとある程度の互換性があり、ファイルを読み込んで編集することができる。Windowsパソコンでも、アップルのクラウドサービス「iCloud」を使うことで文書の入力や編集ができる。

Numbers
 iPhone、iPadで使えるアップル純正の表計算アプリ。250以上の関数も使用でき、またテンプレートを使うことでスプレッドシートを簡単に作成できる。エクセルファイルとのある程度の互換性もある。こちらもiCloudを使うことで、Windowsパソコンでもデータの入力、編集ができる。

小田 iPhoneに入れられるアプリなんですか?

美崎 入れられます。

勝倉 そんなアプリがあるんですね。

小田 勝倉さんも知りませんでした? 私もです。有料なんですか?

――アプリは有料ですが、新規でiPhoneを買った人は無料でダウンロードできますよ。(編集部注:無料でダウンロードできるのは、2013年9月1日以降にアクティベートされたiOS 7対応デバイスが対象)

小田 では、私は無料で入れられますね。PagesやNumbersを入れれば、Windowsパソコンで作成した資料を見ることができるのですか?

美崎 見られますよ。互換性がありますから。

小田 では、例えばPagesがあれば、ワードの文書を編集することができるというわけですか?

美崎 できることはできますが、完全な互換性があるわけではないので、とことん作業するのは避けたほうがいいですね。ちょっとだけ編集を加えるくらいにしておいたほうがいいです。

標準のメモアプリで文章を持ち歩く

美崎 私の場合は、iPhoneに最初から入っている標準アプリの「メモ」を使って、テキストを持ち歩きしています。