久宝 あるいは、家の電話に直接子どもから電話がかかってきます。一応、子ども同士が仲良いお母さんとは、連絡先の交換はしていますけどね。近くの公園に行った後、今はうちの家に居ますよ、とメール入れるとか。
羽生 下のお子さんは?
久宝 2年生の下の子にも、自分でやらせるようにしています。自分でさせるようになったのは、2年になってからかな。電話の受け答えは勉強してほしいから、自宅から自宅の電話へかけさせます。子ども同士が話をしたあとに母親に替わってもらって、「じゃあ4時半までね」とか、親同士で約束を確認したりはします。電話を使う練習の意味でも自分でやらせないと、緊急の場合に私の携帯番号を教えてあるけれど、実際にかけられないだろうから。
働いている姿を見せられる職業だから
羽生 子ども同士の間では、久宝さんが有名人であることは理解しているんですか? お子さん2人にとっては、芸能人であるママってどんな感じ?
久宝 把握していますよ。関ジャニ∞の番組に出演してテレビで放映された翌日に学校に行けば、高学年の女子たちに囲まれますよ(笑)。子ども2人にとっては、クラスメイトからそういうふうに言われたりするのはちょっとうれしいんじゃないかなぁ。働いている姿を見せられる職業だから、ライブやテレビ収録とか、仕事現場に連れて行ったりもします。「お母さんはこういう仕事をしていてがんばっているんだよ」と、背中を見せられる。応援してもらえるのは、やりがいにもつながりますね。
(後編に続く)
(構成/平山ゆりの、写真/菊池くらげ)