濃淡ツイードジャケットが一着あれば、なんとかなる！

　「でも、2着も揃えるのは、お財布がキツイわ…」というご心配の声が聞こえてきました。ご安心ください！　ここで登場するのが、1着で「入＆卒」を素敵に乗り切れるスーパーアイテム、「濃淡ツイードジャケット」です。2月に店頭に充実し始めるこの超便利アイテムが、頼れる味方になってくれます。

＜卒園式スタイル＞

　私がおすすめする「濃淡ツイードジャケット」とは、「紺×白」「濃いめのグレー×淡いベージュ」など、コントラストのある色みが混ざったツイードジャケットのこと。

　1着の中に「暗い」と「明るい」が同居しているので、スカートやワンピースの色みに応じて、暗めの装いにも明るめの装いにもピタッと決めてくれるのです。ちなみに、選ぶ時は襟のないノーカラータイプがおすすめ。巻き物やコサージュなど顔周りにプラスするアイテムを活かしやすいからです。

　上は、黒と白が混ざった濃淡ツイードジャケットに、黒ワンピースを合わせて、卒園式スタイルに仕上げた着こなし例です。きちんとした落ち着き感を保ちつつ、ジャケットにほどよく明るい色が混ざっていることで、全体が重くなり過ぎないのがいいですね。

　今回は「黒×白」のジャケットをご紹介しましたが、今年はブルー系も流行しています。ブルー系はオフィス服としても使えるので、1着持っておくといろいろなシーンで使えておすすめです。

ワンピースを変えるだけで華やぎ服に

＜入学式スタイル＞

　入学式スタイルは、ワンピースを明るい色にチェンジ！　これくらい明るいコーラルピンクもお祝いの場には華やかでいいと思います。全体の色のバランスを整えるため、オフホワイトの細めのベルトを使いました。顔周りにはコサージュもオン。このコラムで何度も強調している「顔の近くに華やぎ」の法則ですネ。

　もう少し明るめの濃淡ツイードジャケットを選ぶと、こんな雰囲気になります。

　このジャケットを卒園式で着こなす場合は、黒や紺のワンピースを合わせた上で、ロイヤルブルーなどの鮮やかな寒色のストールを肩からかけると、ダークでも華やかな装いが実現。バランスもよくなります。