「お父さんとお母さんが、同じ役割をしていても仕方ないですから」と、「日経DUAL」でもコラムを持つおおたとしまささんから伺って、ずっと気になっていた。子どもの面倒を基本的にママだけが見ていたところを、パパにも手伝ってもらうことは重要だ。でも、「パパ」が「ママ」の役割そのままをする必要はないんだよなぁ。

 うちの場合はどうだろう。子どもの着替え、オムツ替えなど、身の回り全般は、8割方、私。子どものごはんを私が作って、夫が食べさせている間に、私が自分と夫のごはんを作るという具合。息子をお風呂に入れるのは、9割方、夫だ。残りの1割は夫が出張でいないときなので、夫が家にいるときは必ず父と子のバスタイムがあると言っていい。寝かしつけはほぼ100%、私。あまりにも寝なくて私がキレかかったときだけ、パパの登場となる。

乳幼児教室や病院に行くときは、ママパパ一緒に付き添うことが多い

 絵本を読んだりミニカーで遊んだり、家の中で子どもと遊ぶのは私の方が多いけれど、公園など外に連れ出すのは半々くらい。地域の乳幼児クラブや幼児教室、病院などは、2人揃って付き添うことがほとんど。

 恐らくは、パパが活躍する場面が多いのに、びっくりする方が多いだろう。平日の乳幼児クラブや幼児教室に2人揃って子どもを連れていくと、やや戸惑われつつ、「お父様は、今日はお仕事お休みなんですか?」と聞かれることもしばしば。自由業なので結構家にいるんですよ、などと説明するのが面倒で、「ひまなんで」と笑って返答すると、微妙な反応が返ってくる。

 何もやってないヒトに見られていることは、まぁたぶんないとは思うが、何の仕事してるんだろうこの人、といぶかしがられていることはあるかもしれない。それだけ、平日の昼間に子どもといられる父親が珍しいということなのだろう。