パソコンでの作業は、iPhoneでもほぼすべてできる
――日経DUALでは、読者の多くがiPhoneユーザーです。でも、仕事にも使いこなせている人は少ないのではないかと思います。そこで、美崎さんにiPhoneを仕事に活用するワザをお聞きしたいのです。
美崎栄一郎さん(以下、美崎) iPhoneを買っても、実際にはLINEやFacebook、メール程度しか使っていない人は多いです。iPhoneはパソコンでできることはほぼ全部できるのですが、そこまで使いこなせていないのが現状だと思います。
そんな人に向けて、最近、iPhoneの入門書である『iPhone買っちゃった!? けど、使いこなせてないあなたへ』(ビジパブ刊)という本を書きました。この本はいわゆるマニュアル本とは違い、小説スタイルになっています。ストーリーを読み進める中で「あ、こんな使い方ができるんだ」とわかるようになっています。
――今回はユーザー代表として編集部の小田舞子記者と、DUAL読者の勝倉歩さんに来てもらっています。お2人はiPhoneをどう活用されていますか?
小田舞子さん(以下、小田) 最近使っているのはカメラです。DUAL記事に子供のイメージ写真を載せる必要があるかもと思い、iPhoneで自分の子供の写真を撮りまくっています。
あとは、夫とLINEをしています。「仕事が入ったから遅くなる」とか「今から帰る」とか。LINEは夫とだけやり取りしていますね。
そのほかには、子供が遊ぶアプリやメッセージ送受信アプリ、ラジオアプリなどを使っています。
勝倉歩さん(以下、勝倉) 私は美崎さんの本を読んでから、スケジュール管理には「miCal」を使っています(miCalについては後日の記事で紹介)。
あとは、ミルクやおむつの時間を記録できる「Baby Rec.」ですね。紙に書くのとは違って、すぐに記録を付けられるのでとても便利です。それとパルシステムが提供している「きほんの離乳食」。月齢や材料を入れると、離乳食レシピを検索できるんです。これから始める離乳食の先取り勉強をしています。
イチオシはクロネコヤマトの公式アプリですね。紙オムツやおしりふきなど、ベビー用品の大半をネット通販で買っているので、再配達の依頼もアプリから行うなど便利に使っています。クロネコヤマトを利用するとポイントがたまって、ミニカーなど子どもが喜ぶオリジナルグッズに交換できるのですが、このポイントの管理にも便利です。
紙の書類はスキャンして、iPhoneでいつでも閲覧
――では、iPhoneを仕事に活用するにはどうすればいいのでしょうか。
美崎 パソコンに向かうには、やはりある程度まとまった時間が必要になります。ですがiPhoneならば、どんな時でもサッと使えます。
子育て中はパソコンに向かう時間がなかなか取れないから、中断する作業が増えてきますよね。でもiPhoneなら、細切れに空いた時間ですぐに仕事へ向かうことができます。