【法則3】“ついで掃除”で週末にまとめて掃除するストレスから解放

 基本的に毎日やらなければいけない料理や洗濯と違って、ついつい後回しになってしまうのは掃除。服部さんたちが行った調査で、現在の掃除状況の満足度を聞いたところ、共働き世帯は「やや不満」「不満」が半数以上と、片働き世帯に比べて不満度が高い結果となりました。服部さんは、「共働き世帯は週末にまとめてしか掃除ができないという現状があり、少し汚れているけれど見て見ぬ振りをしているのが、不満につながっている」と説明します。

掃除状況満足度
掃除状況満足度
「共働き世帯の生活実態調査」(2018)積水ハウス調べ

 気付いた人がサッと道具を取り出して掃除ができればいいのですが、「わざわざ掃除機を出すのが大変」「そもそも掃除用具がどこにあるのかわからない」となりがち……。そのためには、「家族ひとりひとりが“ついで掃除”ができるような工夫が大切」と服部さん。

 「一つ目は、各部屋に掃除用具を収納するという考え方です。家の壁の厚みにおさまる『ポケット収納』なら子ども部屋に設置することができ、自分で掃除するきっかけになります。フローリングワイパーやモップだけでなく、文庫本や小物も入るので、ちょっとした棚収納としても使うことができます。もちろん子ども部屋だけでなく、2階などで収納スペースがとりにくいときにもおすすめです」(服部さん)

 二つ目は、すべての道具をまとめて収納するという考え方です。こちらが問屋町テラス展示場にある『お掃除リビクロ』です。

縦長の掃除用具が収納できる『お掃除リビクロ』
縦長の掃除用具が収納できる『お掃除リビクロ』

 「『お掃除リビクロ』は、いつも使う掃除用具をまとめて収納できるスペースです。よく使うリビング近くに設けるのがおすすめ。ティッシュペーパーのストックや新聞のストック、救急箱など、リビング周りで散乱しがちなものも収納することができます。ここを開けたら掃除用具が入っている、というのをみんながわかっていれば、すぐ使うことができます」(服部さん)

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