積水ハウスの河崎由美子さんが共働きの家づくりに必要な機能や暮らし方について解説する本連載。今回のテーマは、共働き家族が快適に暮らせる家『トモイエ』が提案する「みんな家事」です。同社で住生活の研究開発を担当している服部正子さんをゲストに迎えて、お話を聞いていきましょう。

みんなで楽しく家事をするには、動線とわかりやすい収納がポイント

右から、積水ハウス住生活研究所長の河崎由美子さんと同研究所課長の服部正子さん。問屋町テラス展示場(岡山県岡山市)にて

 「10年前は、“バリキャリ”という言葉が流行っていた時代。共働きでも女性が1人で仕事も家事も奮闘していました」と語るのは、積水ハウスで共働きが暮らす家や子どものいどころについての研究開発・情報発信を行っている河崎由美子さん。

 そんなバリキャリママを助けよう、という思いから、2009年に積水ハウスが提案したのが、共働き家族が快適に暮らせる家『トモイエ』でした。

 「いまは時代も変わり、夫婦が共に働きながら育児・家事をするのが自然体になりつつあります。そこで、家族みんなで家事をラクしながら楽しめる住まいのアイデアがいっぱい詰まっているのが今回の『新・トモイエ』です」と河崎さんは話します。

 家族みんなで家事を楽しめるのは理想ですが、面倒くさがりな夫やだらしがない子ども達が見ていると、到底できる気がしないのですが……。

 「いままでキッチンは“女の城”という言葉があるように、家事スペースは基本的にワンオペを前提で作られていることが多かったんです。そのため、みんなで家事をできるようにするには、動線も重要だし、誰もがどこに何が入っているのかわかりやすい収納というのがとても大切です。家族は変わらなくても、住まいを少し工夫することで幸せ家族になることができます」(河崎さん)

 家事といっても様々な家事がありますが、洗濯などの衣家事、料理などの食家事、掃除などの住家事、そして身支度の4つの動線と収納のあり方を変えることがポイントだそう。

 そこで今回は、問屋町テラス展示場を舞台に家族みんなで家事をラクしながら楽しめる住まいの4つの法則を紹介します。

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