45%が「子育てを理解してくれる人は職場にはいない」

 では、なぜ「子育てを優先」や「仕事と子育てを両立」したいという希望がかなえられないのでしょうか。次の質問で、その内情に迫ります。

 現在の職場について、子育てしながら働ける環境にあると思うかどうかを尋ねたところ、「非常にそう思う」と「ややそう思う」の合計は22%、「あまりそう思わない」と「全くそう思わない」の合計は51.0%という結果になりました。

 また、男性の子育てに対して理解を示してくれる人は誰かと尋ねたところ、45.1%の人が「職場には誰もいない」と答えました。理解者のない職場で「子育てに協力したい」という希望を伝えるのは、決して容易なことではないはず。苦戦を強いられている夫の実態が見えてきます。

 職場で最も理解がある人は「同僚・部下(女性)」が最も多く、次いで「同僚・部下(男性)」「上司(男性)」「上司(女性)」と続きます。