日本労働組合総連合会は、20歳から59歳のビジネスマン1000名を対象に、男性の育児・家事参加状況や、育児と仕事に対する意識を明らかにする調査を行い、1月23日にその結果を発表しました。

 実際に子どもがいる525名を対象に「仕事と子育て」にどのように取り組みたいかについて尋ねたところ、「仕事と子育てを両立したい」という回答が多数を占めました。「仕事を優先したい」と「子育てを優先したい」ではどちらが多いかを年代別にみると、20代は「子育てを優先したい」が多く、そこから年齢が上がるにつれて「子育て」から「仕事」へと優先順位が変わっていきます。

 アンケートでは現在の状況も尋ねています。それをみると、30代以降は「仕事と子育てを両立している」を抑えて、「仕事を優先している」が半数を超えていました。「子育てを優先している」と答えた数が最も多いのは20代男性ですが、それでも約17%に留まっています。仕事と子育ての両立を希望しているものの、実際は「仕事を優先」させている男性が多いようです。