もしも、おばあちゃん子になってしまったら

 祖父母に預けているうちに、「ママよりもおばあちゃんの方になつくようになってしまった」と感じるケースもあります。子どもが何かとおばあちゃんに助けを求めたり、ママが知らない子どもの姿をおばあちゃんがよく知っていたり……。

 仕事をしているがゆえに子どもと過ごす時間が少なく、寂しい思いをしたり、ちょっとイライラしてしまったりすることがあるかもしれません。でも、預けているおばあちゃんになついてくれるのは、何よりなこと。

 もし、全然なつかなくて「おばあちゃんはイヤだ!」と泣かれたら、ママは困ってしまいますよね。どんなにおばあちゃんになついたとしても、ママとおばあちゃんが違うことは、子どもだってわかっています。いろいろな人に愛される子どもは幸せだと、思いたいものです。

祖父母にサポートしてもらったときのお礼は?

 祖父母にサポートをしてもらったときは、お礼をきちんと伝えましょう。何度もお願いしていると、身内ゆえ、ついつい当たり前のような気持ちになってしまいがちなので、要注意です。

 祖父母もほかの用事をキャンセルしてサポートに来てくれているかもしれません。何より慣れない育児をするというのは、骨の折れるものです。1日中小さな子どもと向き合うのはパワーが必要です。いくら孫がかわいくても、ケガなどをしないかどうかと責任重大ですし、年を重ねた祖父母にとっては心身ともに疲れるものでしょう。

たまには子どもからの「ありがとう」プレゼントも!
たまには子どもからの「ありがとう」プレゼントも!

 祖父母にサポートをお願いした場合のお礼については、それぞれの家庭で話し合っておきましょう。1回あたりいくらと金額を決めたり、交通費に上乗せしたりする形で現金を封筒に入れてお渡しするケースや、職場近くのおいしいお菓子を買ってきて手渡しするケース、また後日1カ月分まとめて現金を振り込むケースなど、さまざまです。

【ありがとうの伝え方はいろいろ 祖父母へのお礼案】
・「交通費」として、交通費より多めにお金を渡す
・ポチ袋にお金を入れて「お礼」として渡す
・年2回のボーナス時期に、多めに「お礼」を渡す
・月々定期的に「お礼」を渡し、ボーナスでプラスする
・自由に使っていいファミリー財布を渡しておき、そこから食品などを買ってもらう
・父の日、母の日、誕生日などに多めのプレゼントを渡す

 「お礼」を渡す場合は、必ず感謝の気持ちを一筆添えましょう。言葉は何よりうれしいものです。また、遠方から飛行機や新幹線、電車などに乗って来てもらう場合もあります。その場合は、飛行機を予約して支払ったり、実費をきちんと渡すようにしたり。気持ちよくサポートしてもらえるように工夫しましょう。

 身内といっても決して甘え過ぎることなく、「サポートしてもらっている、ありがとう」という気持ちが大切です。言葉や行動で、しっかり伝えるようにしたいですね。

●まとめ●
1・復帰後の祖父母との連携を相談しておく
2・普段から、祖父母との交流を深めておく
3・祖父母のサポートに対して、お礼の仕方を相談する