立春を過ぎても、厳しい寒さが依然続きますが、だんだんと日は長くなり、着実に春に向かっているのを感じます。春といえば……毎年花粉症に悩まされ、憂鬱な方も少なくないのではないでしょうか。

 環境省は2月中旬、関東から西の地方の一部でスギ花粉の飛散が始まったと報告しています。飛散のピーク時期は、「九州地方と中国地方、四国地方の一部では2月下旬に、近畿地方、東海地方及び関東地方は概ね3月上旬に、北陸地方、信越地方は3月中旬から下旬に、また東北地方は3月下旬になる」と予想。このピークの前後、10日から20日の間は飛散量が多くなるとされています。

子どもの花粉症は目や鼻の症状が強い

 花粉症の代表的な症状は、鼻水、鼻づまり、目のかゆみ・違和感、のどの痛みなどのほか、だるさや消化器症状など多岐にわたります。医学的にはアレルギー性鼻結膜炎と呼ばれ、粘膜に付着した花粉を我々の体が異物と認識し、体外に洗い出そうとするアレルギー反応です。

 花粉症などのアレルギー性疾患に詳しい日本医科大学・医学部耳鼻咽喉科学教授の大久保公裕先生は、子どもも花粉症になると言います。鼻アレルギー診療ガイドライン(2013年版)によると5~9歳で13.7%、0~4歳では1.1%でスギ花粉症を発症していることが分かっています。

「特に小さなお子さんは、自分から症状を訴えることができないので親が気付いてあげる必要があります」と大久保先生は強調します。子どもにも大人と同じ症状が表れますが、特に目や鼻の症状が目立つそうです。

 ●目を頻繁にこする
 ●鼻水が出る
 ●鼻が詰まって口呼吸をしている
 ●集中力に欠ける(ボーっとしている)

 休日、一緒に過ごす間に上記のような症状が出ていないか観察してあげる必要があります。症状に気付いたら、耳鼻科や小児科を受診してください。日中の様子は保育園や学校の先生に確認しましょう。

次ページから読める内容

  • 外出時は眼鏡やマスクで花粉をシャットアウト

続きは、日経xwoman登録会員の方がご覧いただけます

ログインはこちら
もっと見る