●感情的に小言を言わない
パパのだらしない部分が目につくときなど、ついつい子どもに言うようにお説教してしまうことがあるかもしれません。しかし、それが「みんなのママ」になってしまう大きな要因です。ここはしばらく、子どもや家庭生活に重大な支障が出る部分以外はスルーして、パパに任せる部分は任せ、大らかな気持ちで過ごしてみましょう。
感情的に小言をぶつけられると、パパはあなたを「みんなのママ」として見るだけでなく、「困ったなあ、とりあえずママが機嫌を直すように適当にやりすごすか」とその場限りの対応をしてしまうのです。むしろ本気で怒ったときは、小言よりも無視するほうが効きます(笑)。
●部分ほめをする
パパをほめるときは、「いい!」と思ったことだけ、ピンポイントでほめましょう。たとえば、掃除機などちょっと不調な家電を直してくれたら「直せるのはパパだからだよね。すごい!」というような感じです。「何をすればほめられるのか」がわかれば、本人も「またやるか」という気持ちになれます。
●おしゃれをする
子育てで忙しいと、この部分がおろそかになってしまうことが多いのではないでしょうか? 私も大いにそうでした。子どもを追いかけるために機能性重視の服装ばかりになり、時間に追われてついついメイクもせずに過ごしてしまいます。
しかし、このおしゃれが「好きな女性」として認識し直してもらうのにかなり効果的なのです。
たまにはワンピースで過ごす、友人と出かける機会を作って出かける前にばっちりメイクした姿をパパに見せる、それだけでだいぶ変わります。ちなみに子どもも綺麗になったママを見てとても喜びます。
メイクする時間がなかなか取れないときは、眉カットとまつ毛パーマをおすすめします。眉とまつ毛が整っているだけで、顔の印象がかなり変わります。後は口紅をつけるだけで、だいぶメイクした感が出てきます。
<『「働くママ」の時間術』(著・馬場じむこ/日本実業出版社)から転載>