切り方一つで子どもの食べ方が変わる

 特別な材料を用意しなくても、いつもの食材の使い方をひとひねりするだけで、子どもの食べ方が変わるのも料理の面白さの一つ。味もいつものソース味ばかりでなく、カレーやナポリタン風、塩味など変化をつけると喜びます。

 子どもはこうやって、一つの食材もいろいろな食べ方で味や食感が変わるんだな、ということを学んでいくのです。

 からっぽになったお皿を前に、「今日も食べさせられた、しかも、肉や野菜もけっこう食べてくれた!」と親も満足感を得ることができます。

 「ごちそうさまー、おいしかった~! また作ってね!」そんな元気な声を聞くと、疲れ切った日でもまた頑張ろう、という気持ちになれるものですよね。

たとえば今日はこんなメニュー

●その1「鮭マヨうどん」

(作り方)
フライパンにマヨネーズ大さじ1を熱し、ふつふつしてきたら鮭フレーク大さじ2~3、万能ネギ少々を炒める。ゆでうどん2玉を加えて炒め合わせ、しょうゆで味を調える。好みで、あおのりやゴマをたっぷり振る。

●その2「豚ひき焼きそば」

(作り方)
1 キャベツ4分の1は短めの千切りに、えのき1/2パックは小さく切る、ニラ1/2束は短く切る。
2 フライパンにサラダ油を熱し、豚ひき肉約200gを炒め、色が変わったら1を加え、蒸し中華麺2玉を加えてさっと炒め、水3分の1カップほどを加えて、ソース味、塩味など好みの味にととのえる。

(取材・文・イラスト/柳本 操)