例えば、東京都足立区では、公立保育園や認定こども園、公立幼稚園では、区が掛金を全額負担しているため、本来負担すべき保護者負担の支払いはありません。ただし、私立保育園に通う場合は、加入状況は園によって異なりますし、さらに、加入している場合の掛金も保護者負担があるところと、園が全額負担してくれるところなど、園によっても異なります。

 そして、足立区では小学校・中学校でも区が全額掛金を負担してくれるため、やはり保護者負担はありませんが、大阪市では、年間の保護者負担が保育園で210円、小学校・中学校で460円発生します。このように自治体や園・学校によって保護者負担の実態は異なるのです。

 とはいえ、年間460円で1年間の子どもの学校管理下でのケガのサポートがあると考えると、大変割安な掛金ではないでしょうか。

ケガを保障する民間の保険は見直す価値あり

 もしも、子どものケガを保障するために、民間の保険に多額に加入している人がいるなら、見直せるかもしれません。今かけている保険料分が減るのなら、教育費や家族でのレジャー費など、本当に掛けたい支出に回すことができるから、家計にも、こころにもゆとりができますね。

 また、これから引っ越しを考える場合は、自治体の子育てサービスの情報もチェックしておくといいですね。各自治体のホームページでも案内されていますし、わからない場合や直接電話で問い合わせると、親切に教えてくれますよ。