女の子には「やさしく叱る」が一番効く

 女の子は3歳も過ぎると立派に言い返すことができるので、ママも腹を立ててしまい、本気でケンカしている自分に気が付いた!という話もよく耳にします。

 きつく叱ってしまうことがあると思いますが、女の子で最も大切なのは、「やさしく叱ること」です。

 女の子は言語理解が早いので、強い言葉でパパへ怒っている姿や、ママの人間関係など、間接的なことも女の子はちゃんと見ている場合が多いもの。そして、幼い頃から「子どもが分かっている」という前提で話してあげることも、女の子には大切です。

 例えば、片付けをしなかったときに、「〇〇ちゃんがやってくれたらうれしいな」と優しく伝える。「今日はちょっと疲れているのかなぁ?」なんて言葉で逃がしてあげるのも効果的ですね。

 できていないことをちゃんと自分で分かっているのが女の子。だからこそちゃんとやってほしいという期待値が上がってしまうものですが、「なんで片付けなかったの?」と問い詰めると、言い訳も口も立つようになってしまいます。

 「なんで?」と追及する・人と比較する・人格否定をするといったことは、女の子を育てるときには特に注意したいことですね。

親がやさしい口調で話せば、心のやさしい女の子に育つ

私たち女の子は、大人の世界をよ~く見ています
私たち女の子は、大人の世界をよ~く見ています

 男の子に比べると、女の子は比較的成長が早く感じられます。パパ、ママのやさしい言葉使いを真似するようになると、心のやさしい女の子に育ってくれるでしょう。女の子の場合には、以下の3つを大切にしてあげてくださいね。

●比較する感覚を植え付けない
●人を批判しない
●感情的な強い言葉を使わない

 女の子は認められることで、個性を発見し、個性を認め合うことができるようになりますし、叱られることを素直に受け止められるようにもなります。

 男の子も女の子も、パパとママの「在り方」を見ています。

 危険な場合には、しっかりと叱らなければならないときもありますが、どのようなことで叱るのか、まずは家庭のルールを決めましょう。そして、夫婦で共有しておくことからはじめてみてくださいね。