「なんで! どうして!」を「○○だから○○してほしい」に変えるだけ
女性は脳幹が太いため、「事」と「感情」がごちゃ混ぜになりやすいことが弱点だと言われています。「洗濯物を入れていない」という「事」と、悲しかった、我慢している、というマイナスの「感情」を一緒くたにして、最終的に感情的な詰問口調で伝えてしまいがちなのです。
パパの心にストレートに届けるには、これを分けて話すのがポイント! 先ほどの例でいくと、次のように言い換えることができます。
・「なんでやっておいてくれなかったの?」
→「洗濯物を入れてくれないのが嫌だった。次からは入れてほしい」
・「どうしていつも忘れるの?」
→「いつも忘れられると自分だけが頑張っている気持ちになるからつらい」
・「もう! 取り込むだけではしわになっちゃう!!」
→「取り込むだけだとしわになるので、できれば畳んでほしい」
どうですか? 伝えたいことが具体的で分かりやすい気がしませんか? カーッとなるところをぐっと抑えて、上のようにシンプルな要求を伝えればよいだけなのです。
また、女性は「過去」と「未来」を大切にします。夫婦げんかで数年前のことを思い出して腹が立ってしまったり、子どもの将来が心配になってしまったりするのも、圧倒的にママに多いこと。
逆に言えば、女性は先読みして危機管理をする能力に長けているので、家庭を守ることが得意と言えるんですね。