子どもの持病を見落とさないことも、死亡事故を防ぐポイントになる。

 私はバセドウ病(甲状腺機能亢進症)であることが、高2の時にわかった。動悸が激しくすぐに息が上がるため全力疾走ができない。自分も病気に気づいていない頃、高校の体育教師に「怠けるな!」と何度もダッシュをやり直しさせられた。自分でも原因がわからないだけに、心臓が爆発しそうで辛かった。たまたま、担任が同じ病気にかかったことがあったため、甲状腺が腫れているのに気づいてくれて、診察を受けることができた。現在は治っているが、定期的に検査は受けている。

敷津小の健康委員会による「早寝宣言」アピール。睡眠不足は学習の妨げになるだけでなく、ケガにつながりやすい。「シャキーン!」は、敷津小の健康づくりキャラクターだ
敷津小の健康委員会による「早寝宣言」アピール。睡眠不足は学習の妨げになるだけでなく、ケガにつながりやすい。「シャキーン!」は、敷津小の健康づくりキャラクターだ

 学校の定期検診では見つかりにくい病気もあるので、気になる症状があれば受診や検査をおすすめしたい。親としても、学校管理者としても、切望する。

 災害に備えるのも「思い立ったが吉日」。この記事を読んだ今日明日で、家族間の連絡の取り方や避難先の確認、防災グッズの整備をしてほしい。