もし削るべき仕事を見つけたら、上司に仕事をなくしてもよいか交渉してみましょう。惰性で続けられてきた仕事は、ただ「なくしたい」と言うと「自分が楽をしたいだけだろう」と思われて、抵抗も強いのですが、大抵が経費の無駄遣いにつながっているので「経費削減のために取り組みたい」という話にするとスムーズに通ることが多いです。

 ちなみに私は次ページのような仕事をなくしました。

●仕事をなくすポイント(著者の例)●

〈行なう目的がはっきりしていない〉
・社内で誰ひとりなぜ入っているのかがわからない会に関する仕事 → 退会
・言われるがまま作っていたが、誰も読まず使われていない書類の作成 → 廃止

〈なくなって困らない〉
・お金の出入りがなく、なくなっても困らない銀行口座に関する仕事 → 閉鎖
・わざわざ作成して送っていた明細書
→必要のない明細書は廃止。問い合わせがあれば口頭で回答

〈重複がある・バラバラに行なわれる仕事の一本化〉
・社内書類から社外用、もしくは社外用から社内用に入力し直して作成した書類
 → そのまま使えるものは入力し直さずそのまま使用
・バラバラの支払日
 → 上司に取引先に交渉してもらい複数あった支払日を一本化。一括して仕事を進められるようになった
・複数の業者になんとなく発注していた仕事
 → 価格交渉して同じ業者に発注。やりとりの手間が省けた

<『「働くママ」の時間術』(著・馬場じむこ/日本実業出版社)から転載>

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子育てに仕事、本当に大変。でも、焦ってはいけません。子どもにとっても、家族にとってもママは笑顔でいることが一番! 著者は都内某企業で会社員を務める2児のママ。書評ブロガーとして活動するほか、勉強会やセミナーの主宰・運営を行うなど、段取りよく自分の時間を作って活躍中。仕事効率化のコツ、時間の使い方、上司やパパのうまい巻き込み術など、実践的なノウハウが満載です。