わが家の場合、パパ(突発型)から「ぎっちり予定が書かれていると息が詰まる」と言われ、カレンダーに書くのは当月と次月までにしました。また書き出す内容も選んで、お互い知っておかなければ支障が出ることだけを書き出すようにしました。

 私が不満に思ったのが、自分の予定を入れるとき、パパが「わかった、その日は大丈夫」と返事をするのに、いざその予定の日の前日になると「そんなの知らない」と平気で言うことです(笑)。そのため、予定の3日前に、カレンダーを改めて見てもらうよう声をかけ、思い出してもらうことにしました。

 また、組立型の私としては、突発的に旅行が入るのも困るものです。そこで、パパが思い立つ急な旅行などは、「突発的に何か入ることを予定する」ことにしました。

 たとえば、いい季節の3連休は空けておく、パパが「そろそろ○○行きたいな」と言うと、「じゃあ△日はどう?」と、私のほうから先手を打って、その場で日程を決めています。このように突発を予定にしておくことで、イライラが減りました。

 もし、あなたが突発型でパパが組立型であれば、パパに予定をある程度組んでもらってカレンダーの書き出しも任せるといいでしょう。そして「突発的に何か入ることを予定する」空白の日を決めてもらいましょう。

 自分のやり方が正しいと主張して、相手の予定の立て方を変えようとすると不毛な戦いになります。相手のタイプを知り、お互いが納得できる着地点を見つけましょう。

<『「働くママ」の時間術』(著・馬場じむこ/日本実業出版社)から転載>

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