「乳児と海外旅行」の心得、その4

おむつやおしりふきは現地調達!

▼おむつやおしりふき

 子連れの旅行というものはとにかく荷物が多くなります。ましてや乳児の場合はかさばるおむつをどうするか、悩みどころです。我が家は最低限の荷物で行くことを重要視。おむつは約10枚、おしりふきは100枚用を2パック持って行きました。

 現地では日本製のおむつではありませんが、ホテルやウォルマートで入手できます。ただ、ホテルは割高。足を運ぶ時間があるのであれば、ウォルマートで購入するのがおススメです。

 「うちの子は皮膚がかぶれやすく、このオムツでないとダメ!」という場合は、かさばりますが持参すると安心です。

▼水分補給グッズ

 湿度の高い日本に比べて清々しい気候のハワイですが、異様に水分を奪われます。子どもの脱水症状は避けたいものです。とても役に立ったのが、ペットボトルにつけられるストローとヴェイパーという折りたためる水筒です。

左/日本のメーカーのペットボトルなら使用できました。右上・右下/ヴェイパーはフックでリュックにつけられ、クルクル丸められるのでかさばらない
左/日本のメーカーのペットボトルなら使用できました。右上・右下/ヴェイパーはフックでリュックにつけられ、クルクル丸められるのでかさばらない

「乳児と海外旅行」の心得、その5

スケジュールはゆるゆる&体調管理は念入りに

 旅先でのスケジュールは、“ちょっと暇になるくらい”のかなりラフな計画で臨みました。実際に動いてみると時間がかかるものです。授乳の時間、おむつ替えの時間、グズって何もできない時間…子どもにかかる細々とした時間を積み上げると一日はあっという間です。

 また、日本のように各所におむつ替えスペースや授乳室があるわけではありません。それくらいのゆるさがあるほうが、親も気が楽です。一方で、出発前の体調管理はとにかく徹底しました。出発1週間前のイレギュラーな予定はすべて断り、なるべく家でゆっくりできる生活を意識しました。現地で看病、という思い出ほど切ないものはありませんから。

 「乳児と海外旅行」――ムリをしていく必要はありませんが、事前準備を整えておけば心配も苦労も半減。何より家族の楽しい思い出になる。1歳3カ月で行った我が家の長女は旅行後よく喋るようになり、食べるようにもなり、著しい成長が見られました! 子どもながらに何かを感じ取ったのか、3歳になった今でも思い出しては「楽しかったね!」と話しています。