「乳児と海外旅行」の心得、その2

フライト前に遊ばせて、赤ちゃんも時差ぼけ対策を!

 小さい子供は、離着陸の際の耳抜きができません。ミルクを飲ませたり、授乳をしたりすることでしのぐことができます。もちろん我が家でもミルクを片手にフライトに臨みました。哺乳びんにお湯を用意し搭乗口へ。時間を見てできるだけギリギリのタイミングで粉ミルクを溶かし離陸時に飲ませ、特に耳が気になることもなくスムーズに離陸成功。

 ただ、飲ませるタイミングが本当に難しい。滑走路に出てから空に発つまでの時間が読めなかったり、大き目の哺乳びんでミルクを作っても一瞬で飲み終わってしまったり。やはり、みなさんお持ちの「授乳ケープ」は必須ですね。“いつでも授乳”に勝るものはありません。

 フライト中のごはんも気になります。多くの場合は、事前に子どもの年齢を伝えておくと年齢に応じた離乳食やキッズメニューを用意してくれます。デルタ航空の機内では海外の離乳食が出てきました。下の「牛乳」「肉のペースト」「野菜のペースト」「果物のペースト」の4点セットです。

牛乳もこんなに大きい。飲みきれない上に紙パックという扱いにくさ…。
牛乳もこんなに大きい。飲みきれない上に紙パックという扱いにくさ…。

 しかし、ほとんど食べませんでした。慣れない味だったのかもしれません。食事はお腹を満たすのはもちろん、機嫌が悪いときに子どもの気をそらすこともできる大事な要素。子どもも慣れないフライトでは、お気に入りのおやつや、いつも食べているレトルトのものなどを自前で用意することをおススメします

 また、わが家は時差ぼけ対策で失敗してしまいました。夜のフライト中に授乳と睡眠を繰り返したものの、起きている時間が普段より長くなり、ホノルルに降り立ってからウトウト。まぶしい陽射しといつもと違う空気に気づいてはまたウトウト。到着したその日の夜泣きはすさまじかった…。大人の時差ぼけはなんとか我慢できますが、子どもは我慢できません。フライト前に空港で体力を使って遊び、フライト中は疲れて眠ってもらうのが理想です。