みなさん、こんにちは。

 これから日経DUALで『頭のいい子の育て方』を連載させていただくことになりました、プロ家庭教師の西村則康です。これまでに2500人以上の子どもたちを東西の難関・有名中学に合格させてきました。

 現在は中学受験真っ只中というタイミング。将来的にお子さんの中学受験を考えているご家庭でも、お子さんの成績や塾などにより意識が高くなる時期ではないでしょうか。

 この『頭のいい子の育て方』では、30年以上の受験指導の経験から、家ですぐに実践できて、必ず成績アップが期待できる勉強方法や、親から子どもへの声かけ、子育てのノウハウについて……毎回テーマを変えてお話させていただこうと思います。

3年生まで勉強が得意だった子どもが伸び悩む理由

 小学校低学年や幼稚園のお子さんをもつ親御さんから、「将来伸びる子に育てるには何をしたらいいの?」「何歳からどんなことを学ばせたらいいの?」というご質問をよくいただきます。実際、4、5年生になると「3年生までは勉強が得意な子と思っていたのに、塾に通い始めたら急についていけなくなった……。」と悩む方も少なくない一方で、水を得た魚のようにメキメキと成績を伸ばすお子さんもいます。この差は一体どこから生まれるのでしょう?

 これには、小学校低学年までに育まれる“下地”、つまり生活体験の質や量、習慣が大きく関係してきます。

 そこで、第1回目は「小学校の低学年までの生活体験の質と量がその後の伸びを左右する」というテーマでお話させていただきます。

 学力を伸ばしていくためには、「知識」とそれを受け止める「知能の器」というふたつを考えていく必要があります。

今回は、その中の「知能の器」の成長に密接に関わることです。

小学校低学年までに体験させたい3つの体験

 小学校低学年までに、十分に体験させてあげたいのが次の3つの体験です。

1.言語体験
2.身体的体験
3.精神的体験

 これらの3種類の体験を、意識してたくさん積み重ねさせることで、小学4年生以降も確実に伸びる子どもに育っていきます

 では、以下で1つずつ見ていきましょう。

次ページから読める内容

  • わが子が読書に興味がなければ、子どもの前で親が読書をする姿を見せる
  • 自己肯定感を持つことが勉強への自信や意欲につながる

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