しかし、こじろうの学校(共働き率は低い)が私にとって居心地が悪いかというと、ぜんぜんそんなことはないんです。

 たぶん、うちよりずいぶんお金持ちらしい、という方はたくさんいますが(バッグや靴が、ブランド名は見えないけれどすごく高そうだったり、住所がすごかったり)、たいてい気さくな方でまったく違和感なくざっくばらんに話せます。

 クラス懇親会などランチ相場は、はなひめの学校よりは高いですが、つきあえないほどではなく(1回2500円ということが多い)…

 話に聞くに、小学校がついている学校というのは雰囲気が相当ピンキリで、こじろうの学校は中でも気取らないところのようです。小学校部分の歴史が浅いからでしょうか。学校によっては、ランチ会も5000円とかそれ以上(!)、ってところもありますし、中には閉鎖的な空気を醸し出しているところもあるようです。

 「母親が働いているなんていえない、絶対内緒! 」と言っている人もいましたので。さすがに私はそういう学校に子どもを入れるのは無理。

 けどまぁ、そういうところは学校行事や説明会などで見学すれば分かりますよね…!?

 ということで、共働き率が高いところなら無難だけれど、低くてもOKかどうかは学校による。と、まとめておきます。

~蛇足: 学校別、空気いろいろ~

 たとえば学校説明会のようなところに集まる保護者は、まだその学校に子どもを入れたわけではないんですけど、それでもびっくりするほど学校ごとにカラーが違うことが見て取れます。

 フォーマル~カジュアルの軸でいうと、あまりにもがちがちに、制服ですかってくらい濃紺スーツで固めているとか、逆にいくらなんでも説明会に来るのにって思うくらいサンダル・ジーンズ系だとかいう場合。人によって「ここが常識的」と思うポイントは異なりますが、自分にとって、あまりにも違和感があるときは要注意です。

 要注意というのはつまり、入ってみてからも、違和感のあること、納得できないことが起こりやすいということです。

 あと、フォーマル~カジュアルの軸でいうと自分の感覚的に「ふつう」なんだけれども、その「ややカジュアル」なファッションセンスが、非常に相容れない、という場合もあるかもしれません。「フォーマル」についてはそんなに合う合わないということもないのですが、「へんなカジュアル」と思えてしまう場合は、直接お話をしてみても、合わないと感じる確率が高そうです

 「お父さん参加率」というのも学校によってかなり違いますが、これをどうヨムかは微妙なところです。学校説明会の参加と、育児参加の程度ってあんまり関係ないですしね。

 はなひめの学校は、はなひめ4年生のときに文化祭で初めて行ったのですが、そのときからとてもアットホームに感じられて、しっくり溶け込む感じでした。装いだけでなく、昼食場所で交わされていた、在校生保護者同士の会話のノリも「ジャストフィット」。入ってからもやはり、話の合う人が多いです。

 学校説明会や行事、学校が提示する情報だけでなく、空気丸ごと、感じてみてください。