「写真を選ぶというのは難しい行為です」というのは富士フイルムの吉村英紀さん。

「撮影枚数が少なかったフィルム時代は、撮影するときに選んでいたんです。でもデジタルで撮影するときは、つい『後で選ぼう』と余計にシャッターを押してしまう。この『後から写真を選ぶ』という行為は、ほとんどの人にとって過去にやったことがないプロセスなんです」

 編集者という仕事をしていると、カメラマンが撮影した大量の写真の中から、実際に掲載する写真を選ぶ機会は少なくない。それでも、何年経っても、どの写真にするか迷うことは多い。そういった経験のない人にとっては似たような写真から1枚の写真を選ぶのはかなり骨の折れる仕事だろう。

 さらにデジタルデータの場合、画像データをいちいち拡大して見る手間がかかる。

 そんな作業を乗り越え、アルバムに必要な写真を選ぶのは簡単ではない。「写真を選び始めて、その大変さに挫折する人も多い」(吉村さん)

大量に撮影した写真からアルバムに使用する1枚を選ぶのはかなり大変な作業
大量に撮影した写真からアルバムに使用する1枚を選ぶのはかなり大変な作業

 自分で選べないのなら、任せてしまえばいい。

 そう考えて生まれたのが富士フイルムの「イヤーアルバム」というサービス。

 大量の画像データの中から、ソフトが「良い写真」を自動で選んでくれるという。そんなにうまい話が本当にあるのか。

1年分の写真セレクトが18分で終了

 そもそも「良い写真」とは何か。どう選ばれるのか。