気づいた今が始め時

 人によっては「スタートダッシュが遅れた」と感じることもあるだろう。しかし、それに気づいた今が、やはり始め時だ。掲載した積み立て額を見ると「月々こんなに積み立てるのはきつい」と思うかもしれないが、できるだけ目標に近づけるよう取り組むことが大切なのだ。

 もし、遅れをとったとしても「運用をして増やす」という方法もある。例えば株式投資や、投資先に株式を含む投資信託などを活用して年3%の運用が実現できれば、35歳から積み立てを始めても、月々必要な積み立て額は約6万7000円。夫婦1人当たりの負担は約3万4000円になる。このぺースで貯められれば、25歳から始めた人に追いつくこともできそうだ。

 もちろん目標とする運用利率を高めると、大きな利益が期待できる反面、損失発生のリスクが高まる。だが、特に現役世代では、仕事をして収入を得られる強みがある。老後と呼ばれる時期までの運用期間が長ければ、リスクをとって少しでも多く資産を増やすことに挑戦するのもいいだろう。

 繰り返しになるが、大切なのは、少しずつでもコツコツと習慣化して続けていくこと。「まとまった資金ができてから」と考えていると、どうしてもスタートダッシュが遅れてしまう。はじめはできる範囲で十分だ。少しの金額でも、毎月積み立てる仕組みを作ることから取り掛かってみてほしい。

 「証券会社では、毎月1000円から始められる積み立てサービスを提供しており、ラインアップも豊富」(大和証券)という。少額から始められる資産形成の方法にどんなものがあるのか、手間をかけずに楽に運用を行うにはどうしたらよいか、次回以降に紹介しよう。

■大和証券
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