――オナタちゃんは、メイジーを演じるのは難しかったですか?

オナタ「う~ん、そんなに難しくなかったわ。演じているときは、ほとんどいつも楽しかったの」

――特に楽しかったのは、どんなことですか?

オナタ「そうね、よじ登ったことかなぁ」

シーゲル「(リンカーン役の)アレキサンダーの2メートル近い体によじ登っていたよね!」

オナタ「ふふふ、そうなの(笑)」

シーゲル「僕も登りたかったな(笑)」

――私も登りたいなぁ(笑)。オナタちゃんはアレキサンダーさんと仲良くなったんですよね? 彼のどんなところが好きですか?

オナタ「すごく背が高いところ!」

マクギー「それに、ユーモアのセンスがあって楽しいよね!」

――監督から日経DUALの読者に、この映画を見て、どんなことを感じてほしいか教えてください。

シーゲル「6歳の子の目線で大人の世界を見たらどうなるか、ということを経験してもらいたい。メイジーに感情移入した上で、仕事を持つ親であるみなさんの心に、何か引き起こされるものがあればと思う」

マクギー「実は、この映画を見た親の方々から僕たちに、結構フィードバックがあるんだ。『自分もダメな親だと思っていたけど、あそこまでひどくないなと分かって救われた!』って(笑)」

――では、最後にオナタちゃんから、メイジーのパパとママのような人たちにメッセージをいただけますか?

オナタ「(しばらく悩んでから)考えてから行動しなさい」

――まったく、その通りですね! どうもありがとうございました。

写真(インタビュー)/小林秀銀