●「味噌+ケチャップ」の組みあわせ

 サバの味噌煮などは子どもはあまり好きではないけれど、ケチャップを加えるだけで「洋風味噌煮」に変身。不思議と、ぱくぱく食べるようになるんです。

ケチャップが魚の臭みを消してくれるから、ショウガやネギの青い部分などの薬味いらず。仕上げにすりごまを加えると、さらに香ばしくおいしく仕上がりますよ。

 魚はサバのほかに、サワラでも。鮭を使うとちゃんちゃん焼き風になります。せっかく味噌煮を作るのですから、いつもの「カット野菜」をいっしょに煮込みましょう。

ニンジンの千切り、ピーマンの細切り、タマネギの薄切り、モヤシも合います。カット野菜を用意しておくと、こんなふうに一品を即・ボリュームアップできるから、時間も節約、栄養バランスもばっちりですね。

 もう一つ、ケチャップはおしゃれに「ディップ」にも変身させられるんです。

●ゆで野菜に合う、「子どもディップ」&「大人ディップ」

 子どもには、ケチャップに適量のハチミツを加えて混ぜ合わせて。大人の場合は、ケチャップと豆板醤、ハチミツをあわせるとスイートチリソース味になります。

 ニンジンやブロッコリー、レンコンやサトイモ、ジャガイモなど、ゆでたり蒸したりした野菜やゆでウインナーなどに添えて召し上がれ。子どもも「大人と同じ食べ方」ができて満足だし、何かにつけて食べるという作業、子どもは好きですよね。

 少しだけ加えるハチミツの甘みで、ケチャップのとがった酸味がまろやかになるのが特徴です。ケチャップ味なんて卒業したわ!という大人にとっても、ケチャップの良さに改めてなるほど~って感心するかもしれませんよ。