こんにちは。料理研究家の武蔵裕子です。

 今回は、子どもたちが大好きなケチャップの使い方をさらにもう少し広げられないものか? という課題に取り組んでみたいと思います(笑)。

 さて、みなさんはどんなふうに食卓でケチャップを登場させていますか?

 ポテトフライやウインナー、オムレツにつけたり、ハンバーグの肉汁とソース、ケチャップをあわせて簡単デミグラスソース、ミートソースやトマト煮の味付けに。こんな使い方が一般的でしょうか。

「なんでもケチャップ」はOK!安心して食べる、その体験が大事

 ケチャップが子どもに人気である理由は、あの甘み、そして、ほどよい酸味。ケチャップの味は、子どもたちが苦手な野菜の苦み、青臭さなどを和らげるのに重宝します。だから、トマト煮込みなどにすると、苦手なピーマンやにんじんも食べられる子どもが多いのよね。

 「うちの子、下味がついているものでもなんでもケチャップつけて食べるんです。それでいいのかな、と不安になることもあります」というママもいます。

「うちの子、ケチャップにつけたら野菜をたくさん食べるんですよね…」
「うちの子、ケチャップにつけたら野菜をたくさん食べるんですよね…」

 でも、唐揚げやおかずなど、なんでもケチャップをつければ食べられるのなら、その時期はそれでいいと思うんです。好きな味のベースがあるから、安心して食べられる、その体験が大事。

 そうやって少しずつ、食べられるものを増やしていくことが子どもの時期には大切なことなんだと思います。

 そんなケチャップの利点を活かして、ぜひ、こんなことも試してみてください。