しかし、さすがに入試本番はつきそいする親がほとんどでしょう。うろうろ迷って遅刻でもしたら怖いですし、交通機関の乱れや体調不良があってもなんとか臨機応変に対応して試験を受けられるようにするには…つまり路線を変えるとかタクシーでも使うとか、場合によっては保健室受験をお願いするとか。レアケースまですべて心配するなら、やっぱり親がついていくしかありません。

 逆にいえば、レアケースはあくまでレアなのであって、たいていの場合はお子さん一人でも特に問題なく受験して帰ってくることができるでしょうけれども。

 実際には中学受験では、ほとんどの親が送迎いずれも付き添っていますし、我が家もそうしました。けれど、お子さんが一人で受験して合格した、という話もたまに聞きます。どうしても休めない日だったら、送るだけ送ってから出社するなどという手もあります(まったくついて行かないよりはかなり安心です)。

 やっぱり心配だから付き添いたい(気合注入とか!!)ということであればまとめて休めるようにしておかないといけません。模試と違って、受験シーズンは固めうちされていますから、連日になってしまうことが多いのです。

本番以外にも親の出番は多い

 休みが必要なのは入試本番だけではありません。本番前後で、親が行く必要のありそうな用事を列挙しておきますと:

・調査書を小学校の先生に依頼
・受験料の振込み
・出願
・合格発表
・手続き
・入学者説明会・制服採寸など

 このくらいあります。むしろ入試そのものより、手続きなどは絶対に大人が行く必要があるわけです。受験するのは複数の学校であることがほとんどですから、それぞれ何回かずつあると思ったほうがいいですよね。手続きと入学者説明会・制服採寸は一回ずつで済むかもしれませんけど。