子どもが小学生になるときに退職を考えた人は16.0%おり、その理由が「学童保育の預かり時間が短いため」(42.4%)と最多なことから、安心して預けられる学童保育などの設備拡充へのニーズが高いことにリンクしている。
退職を考えた理由は、「子どもの思春期に備え、より丁寧に関わるため」(40.7%)、「子どもの勉強をみるため」(39.0%)、「習い事に子どもを送り迎えするため」(37.3)と続く。
自分の子ども世代の仕事と育児の両立に対しては、男の子が父親になって育児休暇を取得することに86.0%が賛成、女の子が将来仕事と家庭を両立することに96.0%が賛成と、性別問わず、前向きな結果になった。
男の子が父親になって育児休暇を取得することに「賛成」する理由には……
●育児は性別に関係なく親の義務であり権利であるから。
●男性が休暇を取ることが普通になれば、フェアになると同時に、男性にとってもプラスの経験ができるから。
●主人は責任ある仕事をしてますが(医師)、炊事や家事の大半は主人担当。熱が出て職場に連れていったこともあるので、そういうオトコになってほしい。
●男性も家庭や育児に関われるような雇用体制にすべきと思う。
●夫も取ったが、今でもとても感謝している。良好な夫婦関係を保つのに、出産前後に夫が協力的であることは、好影響と思う。
女の子が母親になって仕事と家庭を両立することに「賛成」する理由には……
●経済的自立は性別に関係なく必要だから。
●経済的に独立することは、自由でいるために絶対必要だから。
●社会へ貢献してもらいたいから。
●家で子どもを「お帰り」と迎えられるような家でできる職を得られたら一番よい。経済的理由で我慢を強いられるのは悲しい。
●これからは労働人口も減り、働く必要が出てくると思うから。
などの回答が寄せられた。
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