朝ごはんがなかなか進まないようなときは、思い切って「おにぎりと果物」、というふうに2品にしてしまうのも手です。ママも楽ちんだし、なにより子どもは「これだけなら食べられそう」という気持ちになるものですから!

 わが家でよく朝に出していたのは、主食とカットフルーツの組み合わせです。

 お弁当を作る時期もあったし、朝ごはんにそんなに手をかけることはできないから、この連載で繰り返しお伝えしてきた「とにかく食材は切っておく」という方法を毎日のように駆使してきました。

 ただ、体を動かすエネルギー源になるので、お昼までお腹をもたせるには、主食は欠かせません。ごはんでも、パンでもどちらでもよいと思います。余談ですが、どうして男の子って食パンは生が好きなんでしょう(笑)。うちの息子たちはいまだに食パンがあれば生でかじってますよ。焼いてもおいしいのにね。

炭水化物+αで食べやすい上に、栄養アップ!

 より多くの食材を食べてもらいたいなら、ポイントは、ごはんにチーズを混ぜ込んでおにぎりにするなど、「炭水化物+α」の技で栄養アップすること。

 ビタミンCや食物繊維が豊富なフルーツは、切ってはちみつであえておいたのを、冷蔵庫から出すだけ。これは作り置きもできるので便利です。

 朝から包丁をにぎったり皮をむいたり、そんな時間はとれません。だから、夕食後に子どもがテレビを見ているときなんかに、おしゃべりしながら切っておくんです。

 グレープフルーツやオレンジ、リンゴなどを切ってはちみつで和えてタッパーに入れておくだけで、ほどよい酸味と甘みが格別においしいの。朝いただく果物って、目がぱちっと覚める感じがして、最高の味。

 もうひとつ、わが家の朝の定番だったのが、自家製ヨーグルト風ドリンクです。