「学校や幼稚園、保育園、塾などの先生に相談する」を選んだ人たちを子どもの年齢でみると、子どもが保育園や幼稚園に通っている女性の比率が高くなっています。中でも「互いに扶養に入らない共働き世帯」は特に高い数値を示しました。

 忙しいDUAL世帯の妻にとって、保育士が心強い味方になっていることがわかります。

パパをイクメンにするのはママ

 次に男性を見てみましょう。やはり3グループとも「パートナーに相談する」が1位でした。ただし数字を見ると、「互いに扶養に入らない共働き世帯」の男性の数字が、他のグループに比べて低くなっています。忙しいDUAL妻に遠慮をしているのでしょうか。

 「パパの子育て情報源のトップが妻であることに気がついていない女性が、意外に多い」と指摘するのは、母親向けのイクメン養成講座などを実施しているNPO新座子育てネットワークの坂本純子代表理事。「夫と情報を上手に共有することで、夫が子育てにより深く関わるようになる。パパをイクメンにするキーパーソンはママであることを忘れずに」とアドバイスします。

(文/日経DUAL編集部 大谷真幸)