いよいよ中学受験シーズンです。子どもを持つ親たちはどんな中学に進学させたいと考えているのでしょうか?「日経DUAL」がマクロミルと協力して行ったアンケートから見てみましょう(調査概要は過去記事を参照)。

 調査対象は、小学校6年生までの子どもがいる「互いに扶養に入らない共働き世帯」「妻が夫の扶養に入って働く共働き世帯」「妻が働いていない世帯」という3つのグループです。子どもを進学させたい中学のイメージについて、最も当てはまるものを1つだけ選んでもらいました。

 1位はやはり「地元の公立中学」。今回の調査は全国を対象としているため、中学受験が現実的でない地域も少なくないでしょう。アンケートの回答者の中にはまだ子どもが小さい方もいるため、「特にない/まだ考えていない」という答えも多く見られました。

 「全体にあまり受験熱が高くないように見えるのは、お子さんの年齢が低いとまだあまり具体的に中学以降のことを考えていないことが多いからということもあるかもしれません」と分析するのは、日経DUALで「共働きファミリーの中学受験」を連載中のアンダンテさん。「私も正直なところ、子どもが低学年のうちは考えていなかった、というか生活を回すことが大変で、それどころではありませんでした(笑)」

 回答の中で注目したいのが「私立・国立中学校」。「互いに扶養に入らない共働き世帯」だけが10%を越えています。

中学受験をさせたいDUAL妻

 実はこの「10.5」という数字を男女で分けると、興味深い傾向が見られるのです。