保育園の先生との擦れ違いを繰り返し感じるようなら、必要な対策を

 そんなことは分かっている、そう思って入園したのに「先生が取っ付きにくい」「園のルールに疑問を感じている」という人もいるかもしれません。以下のようなことがないか、考えてみましょう。

◆先生に声をかけるタイミングが悪い
 先生達は忙しく、普段は一人ひとりの保護者とじっくり話をする時間が取れないことも多いものです。一見、何もしていないように見えても、保育室全体を見渡して子どもの動向に注意を払っていたり、次の行動を開始する時間が迫っていたりします。

 子どもの体調やお迎えの時間など、その日の重要な伝達事項は連絡ノートに分かりやすく書いて、送っていったときに対応した先生に「連絡ノートにも書きましたが、今日は○○ですので、よろしくお願いします」と端的に伝えましょう。

 長くなる話は、「○○のことで相談があるのですが、今少しいいですか?」と先生の都合を聞いてから話します。送迎時では話し切れそうもないときは、「お時間があるときに、ちょっとご相談したいのですが」と別に時間を取ってもらえるよう頼みましょう。先生はローテーション勤務をしていますので、会える機会をただ待っているだけではなかなか会えない場合があります。

◆先生の中で「当たり前」化している
 新入園の親にとっては、一つひとつ初めての体験なのですが、先生がそのことに鈍感になってしまっている場合があります。自分は毎年やっていることだから「保護者も理解していて当然」という感覚になってしまうのです。

 特に、クラスに第2子、第3子を預けている親が多く、親のほうも園の仕組みや活動を深く理解していたりすると、新米の保護者への説明が不足してしまったりします。疑問を感じたら、どんどん質問してみましょう。「私は初心者マークなんです! 教えてください」という信号を発すれば、先生も気が付いてくれるはず。

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