「お熱です!」にどこまで落ち着いて対応できるかが腕の見せどころ
「お熱です!」にどこまで落ち着いて対応できるかが腕の見せどころ

 大切な会議の予定が入っていようが、顧客とのアポイントがあろうが、容赦なく突然訪れる「子どもの急病」。保育園から「すぐに迎えに来てください」と言われて焦った経験は、誰にでもあるのではないでしょうか。

 私も何度もあります。親は遠方に住んでいますので、いざというときも「代わりにお願い!」とは言えません。頭を高速回転させ、四方八方に連絡を取り、自力で乗り切るしかないのです。そうした経験を重ねるうちに、仕事への影響を最小限に抑えて対処するテクニックやコツがつかめました。今回はそれをお伝えします。

1. 【夫とGoogleカレンダーでスケジュールをリアルタイムに共有】

 保育園から連絡があったら、まず「何時まで預かってもらえるか」を確認します。「なるべく早く来て」と言われますが、最大限まで交渉。それに合わせて、自分のスケジュールと夫のスケジュールを擦り合わせ、早く行ける方が迎えに行きます。

 わが家では、普段から夫とGoogleカレンダーでお互いのスケジュールを共有しています。これを随時確認し、育児をどう分担するかを判断するのです。スケジュール共有ツールはいろいろあると思いますので、自分達が使いやすいものを探して活用してはいかがでしょうか。ママがパパ、パパがママの動きをリアルタイムで把握できる状態にしておけば、アクシデントにも対処しやすくなります。

頼れる「家族外家族」とは日ごろから親密にお付き合い

2. 【「お願いする人」の順番を決めておく】

 私も夫も仕事でどうしても動けないこともあります。そんなときのために、他にお願いする人を4~5人想定し、「どの順番で依頼するか」も決めてあります。1番目は週に何日かお願いしているベビーシッターさん、その人がダメなら同じマンションに住むママ友、ママ友がダメなら、ママ友と同居しているお母様にお願いすることにしています。代わりに迎えに行ってもらい、私か主人が帰れるまで、そのお宅で預かっていただくのです。

 そこまでしていただくとなると、やはり普段から親密なお付き合いをして、「家族外家族」とも言える存在になっておくことが大切。もちろん、相手の家族が困った場合には私も快くサポートします。こうした「セーフティネット」を普段から築いておきたいものです。

 そして、「いざというときにはお願い」と事前に伝えておくのはもちろん、「そのときは、このようにしてほしい」と具体的に要望を伝えておくといいでしょう。