考えてみれば、仕事だってそう。どんな働き方が最善なのかは、最終的には分かりません。でも、やってみなければ何も始まらない。私はそう思うのです。仕事と教育って、どちらもその人の良さを伸ばすためのもの。似ていて然るべきなのかもしれません。

習い事は、親にとっても、利用価値の高い“育児ツール”

 習い事はもちろん子どもに何かを学ばせるというのが第一義。でも、それだけではありません。日常生活にはない視点や切り口で、子どもを理解し、子どもの成長に気づいてサポートするための「育児のきっかけ」を提供してくれる。親にとっての強力な育児ツールです。

 ワーママ&パパは、情報を収集するアンテナを仕事で鍛えているはずです。そのアンテナをフルに生かして、「これだ」と思った習い事を子どもに提案してみる。そして、3つのポイントである「自尊心を持たせる」「任せる」「観察する」を軸にして、しっかり回す。

 習い事を通して培った知識や人脈は、必ずや、子どもが人生を歩んでいくうえで道を照らす“サーチライト”になってくれるはずです。

長男の“塾ノート”。だんだんと丁寧にノートを取れるようになってきた
長男の“塾ノート”。だんだんと丁寧にノートを取れるようになってきた

(ライター/青木典子)