例えば、私の息子はスポーツ関連のゲームアプリを海外サイトからダウンロードして遊んでいるのですが、そのゲームでは実況解説などが英語で流れるため、耳にするうちに何となく意味を理解している様子が見受けられました。私はそのエピソードを顧客であるゲーム会社に伝え、「ダウンロードサービスと英語教育を結び付けられるのでは」というお話をしました。後日、その会社には教育部門が新設されることになりました。

「ママの顔」を遠慮せずに仕事に生かす

 ママの立場を生かして、NPO法人のお手伝いをしたこともあります。そのNPO法人は伝統芸能を次世代に伝承する活動をされていて、近々ファンド会社の出資を受けるに当たり、活動を拡大していこうとされていました。そこで私は、息子が通う小学校の校長先生と交渉。そのNPOのスタッフを迎えての、2時間の特別授業が実現しました。今後は、通常の音楽の授業に取り入れられる話も出ています。

 顧客に対して、ビジネスウーマンとしての顔しか見せないなんて、もったいない! せっかくママと、ビジネスパーソンという2つの顔を持っているのです。「ママとしての自分」も、顧客とのコミュニケーションを深めたり、信頼関係を構築したりするために生かしてはいかがでしょうか。


育児を理由にアポをキャンセルしたら、すぐに代替アポイントを調整する

(ライター/青木典子、撮影/鈴木愛子)