職場復帰後は、毎日時間に追われる生活になりがちですので、今のうちにやっておけることは積極的に先取りすることをお勧めします。復帰はまだだいぶ先だという人も、少しずつ復帰に向けてできることを進めておきましょう。

 ハード面からソフト面まで、次のような準備が必要になります。

1. ママ&パパの分担作戦会議
2. 「助っ人」の登録手続きと予行演習
3. 生活に必要な食材や日用品の手配、時短家電の購入検討
4. 保育園用品の準備
5. 自分の復職準備

 以下では上記の1~5を1つずつチェックしていきましょう。

「専業主婦化」は育休のうちにピリオドを!

 ママが育休を取っていると、子どものことも、家のことも、保育園のことも、ママだけが一生懸命になっていて、パパが蚊帳の外になりがちです。ところが、そのままで復職すると大変なことになります。ママ1人では育児と仕事の両立生活は回りません。パパが、家事も、子どものことも、保育園のこともヘルプしないままでは、やがてママが大爆発を起こしてしまう……ということにもなりかねません。

 共働きで子育てをするというライフスタイルを選んだのであれば、ママとパパの協力体制は絶対に必要不可欠です。何もかも均等に分担することは難しくても、

1. 相談し合って問題を共有する
2. できるほうができることをやる

 を基本に、協力し合う体制を作りましょう。

 特に、ママだけが育休を取って「専業主婦体制」が長く続いている場合は、夫婦で少しずつ話をしていって、パパにもだんだんと心積もりをしてもらうことが必要です。保育園選びなども、ママ1人で悩まず、パパと相談して考えましょう。

 様々なことが現実的になってきたら、平日の朝と夜、休日、子どもが病気のときなどの対応について、2人でどう分担したらうまく回せるか、具体的な打ち合わせも必要になります。今後、このテーマについて重点的に扱う記事も掲載しますので、参考にしてください。

 ただし、最初から完ぺきにはできないし、子どもが成長すると生活も変化するので、「やりながら考える」という柔軟性も必要です。

できること、やるべきことを何度も話し合い、2人のルールを作っていこう
できること、やるべきことを何度も話し合い、2人のルールを作っていこう