家族以外の「助っ人」を家に入れる前の注意事項とは
「子どもが病気のときの保育ってどうするの?」の記事で解説したように、いざというときのために、病児・病後児保育、ベビーシッター、ファミリー・サポート・センターなどに助けてもらえる体制を作っておくと安心です。
これらはどれも事前登録が必要です。インターネットで調べたり資料を取り寄せたりして、実際に利用できそうかどうか検討し、利用できそうであれば登録を済ませておきます。ただし、ベビーシッターは、年会費が必要な場合が多いので、メドだけ付けておいて、実際に必要になってからの入会でもよいでしょう。ベビーシッターやファミリー・サポート・センターは、育休中にお試しでお世話になってみると、様子が分かって、実際に必要なときに利用しやすくなると思います。
なお、ベビーシッターは自宅にやってきて保育をします。当日は次のようなことが必要になりますので、心積もりをしておきましょう。
子どもの病気のときや残業のときに祖父母などに預けようと思っている場合も、予行演習をした方がいいでしょう。何か問題が起きたとしても、事前に分かっていれば、復帰前に対応を考えることができます。
日常の生活をラクに回す方法を考えよう
復帰すると、平日は毎日、時間に追われる生活になります。買い物をゆっくりする時間もありません。食材や必要品を調達する方法については、しっかり考えておく必要があります。「休日に買いだめする」「生協・ネットスーパー・そのほかの宅配サービスを利用する」などを検討します。「価格」「品ぞろえ」「注文方法」「受け渡し方法」「支払い方法」などを比べて利用しやすいサービスを選びましょう。これらのリサーチも、育児休業中に進めておくと安心です。
子どもとの時間を確保するためにも、家事時間の短縮方法も考えてみましょう。第1に、手抜きできるところは手抜きする。便利な家電の導入を検討するのもいいでしょう。大型冷蔵庫、食器洗い機、乾燥機、自走式掃除機などは共働き家庭に人気です。しかし、暮らしへの思いはそれぞれなので、自分たちのライフスタイルに合うかどうか、使っている人の意見も聞いて考える必要があります。
家政婦や家事代行サービスなどを頼む人もいます。「週1回だけ、掃除をしてもらう」とか、「夕飯を作っておいてもらう」とか、自分たちだけですべてをこなそうとするとつらくなるところをピンポイントで助けてもらうのもいいでしょう。