とにかく大ケガを負わせないために、準備できることは何でもやって、努力できることは最大限努力しよう。と私などは思っているのだが、夫君とはどうも、温度差があるように感じる。

 これまでも、子どもの扱いや安全対策については、夫婦間で温度差を感じる場面があった。

ビニール袋の扱い、トイレ扉の管理……、いちいち見解が食い違う

 例えば、ビニール袋の扱い。「赤ちゃんはビニール袋が顔に掛かると窒息する恐れがある」と、危険防止ガイドブックで読んで以降、私は絶対に息子の手が届くところに放置しないように気を付けている。

 夫にもその旨、注意喚起したにもかかわらず、空のコンビニ袋や新聞に掛かっていた雨よけのポリ袋が無造作にソファに置かれていたことが何度もあった。なぜ、そのままにしておく! 虎ちゃんエリア外に置いてあるゴミ箱に捨てれば済むことなのに。

 同じくガイドブックにあった「赤ちゃんはトイレの水ですら、落ちると溺れることがある」という一文が気になり、トイレのドアが閉まっているかどうかも常に確認するようになったのだが、これが困ったことに、かなりの頻度で開けっぱなしになっている。

 そりゃあ、トイレは虎ちゃんエリア外なので、ドアが開いていても何かトラブルになるわけではないだろうが、今のうちから気を付けていても損はないでしょう。というか、トイレを使った後、ドアを閉めるのはマナーとして当然だと思うのですけど……。

 ここで見過ごしては後々よくないということで、仕方なく小言を言うことになる。そんななときは決まって、こんな答えが返ってくる。