早いもので、今年もあと残りわずか。来年の手帳はもう決まりましたか? 「まだ買っていない!」という人に向けて、共働き家庭にぴったりな手帳をご紹介します。

 ウェブカレンダーを使う人も増えていますが、現在、働くママの65.9%が紙の手帳やカレンダーを使っているそうです(日本能率協会マネジメントセンター調べ)。

 手帳に書き込んでいる内容の第1位は、「家族のスケジュール」(52.4%)。「仕事・業務の記録」は意外にも第2位(40.2%)に留まっています。さらに、働くママの9割以上が「時間について悩んでいる」(専業主婦は約8割)そうで、悩みの第1位は「自分の時間がない」、2位は「時間を有効活用できていない」、3位は「家族の予定に振り回される」となっています。確かに、自分の身(2児の母)を振り返っても少しでも空き時間があれば、会社では仕事、家では子どものお世話や家事をしたくなりますよね。自分のことは後回しです。

 同調査で見過ごせないのが「もし1日、自分で自由に使える時間があったら何をしたい?」という質問に対する回答。主婦ママは「夫とデート」が12.2%、「子どもと遊ぶ」が8.1%だったのに比べ、働くママは「夫とデート」が9.8%とやや減少。その代わり、「子どもと遊ぶ」が22.0%と跳ね上がっています。パパと過ごす時間はさておき(苦笑)、とにもかくにも子どもと過ごす時間を増やしたいと思っているようです。

 「日経DUAL」編集部は、働くママ&パパが家族と自分の予定を管理しつつ、「子どもと過ごす時間」や「自分の時間」を作り出せるようにサポートしてくれる手帳を探してみました。忙しい共働き世帯が増えているからか、各社、家族の予定を管理する手帳を各種発売しています。パパにお薦めしたい手帳もあるので、ぜひご覧ください。

2つのスケジュールを別々に管理するコンパクトな手帳

「ダブルスケジュール ダイアリー」
デザインフィル ミドリカンパニー A5 1575円

 同月の月間カレンダーが、赤(写真1枚目)と青(同じく2枚目)の背景色で、2つ続けて綴じられていているので、「仕事」と「プライベート」、「子ども」と「自分」などと、2つのスケジュールを書き分けることができます。

 ページの下段にはタスクを書き込めるメモ欄があり、左側には縦軸に一覧性の高い月間カレンダーが掲載されています。

 写真(3枚目)のように、右端の赤いインデックス(上半分)を押さえて開くと赤バージョンの月間ページ、青いインデックス(下半分)を押さえて開くと青バージョンの月間ページをが開くことができます。これは「マジックインデックス」という特許出願中の新開発の構造。

 「仕事」=「青」と書き分けている人は、青のインデックスを指で押さえれば、簡単に仕事のスケジュールを見られるというわけです。

 巻末には16ページと豊富なメモページを用意。週間カレンダーや巻末資料はなく、厚さは5mmとコンパクト。B6(1365円)、B5(1890円)もあるので、書き込む予定の量に応じて好きなサイズを選ぶことができます。

家族で使いこなす手帳

「2014年版T’ファミリー手帳1」
高橋書店 B6 1155円

 家族4人分のスケジュールを一目で管理できるファミリー手帳です。メモページは21ページあり、簡単な家族日記なら十分つけられてしまいそうです。そのほか、「小児救急電話相談」「子どもの人権110番」などの電話番号リスト、慶事や弔事に渡す金額や品物リスト、いただきもの記入欄、家族の勤務先や血液型の記入欄、お店リスト、家族の記念日記入欄など、家族全員で共有したら便利そうな巻末付録を備えています。

 ママやパパが家族の予定を管理しながら個人で使うのにも便利ですが、家の居間などに置いて共有し、それぞれが自分の予定を書き込んで使ってもいいのでは? 色違いの「2014年版T’ファミリー手帳2」もあります。