小室淑恵です。2児の子育て真っ最中の共働き世帯ママとして、そして、ワーク・ライフバランスのコンサルティングを手掛ける株式会社ワーク・ライフバランス社長として、DUAL読者のみなさんに情報発信をしています。

 

「両親学級に行ってみない?」とパパを誘ってみよう
「両親学級に行ってみない?」とパパを誘ってみよう

土日開催の両親学級なら、2人で参加しやすい

 共働き夫婦の生活がうまく回るかどうかは、うまい家事分担に懸かっていると言っても過言ではありません。妊娠期は、本格的に家事分担をスタートさせるにはとても良い機会です。

 最近は、夫婦で参加できる「両親学級」や「出産・育児講習」も増えています。地域の保健所や病院、ママ向けの団体・雑誌、ベビー用品会社が主催しているものもあります。平日昼間の開催も多いですが、土日祝日に行われるケースも。夫婦そろってパパ・ママになるためのイベントに参加してみてはどうでしょうか?

 両親学級で行われる内容は実に様々です。妊娠中の体や心の変化、妊娠中に必要な栄養のほか、妊婦体操やヨガ、乳房マッサージを教えてくれる場合もあります。出産方法や分娩時の呼吸法、母乳育児について、ミルクの作り方やオムツの替え方を一通り教えてもらえることが多いようです。事前申し込み制で、早くからスケジュールも分かるので、平日開催でも仕事の調整ができれば参加は可能でしょう。

パパによる妊娠体験。赤ちゃんをお風呂に入れる練習も

 働いているパパ・ママは、妊娠・出産・子育ての情報を得る機会や、妊娠・出産・育児について夫婦2人で話し合う時間も少ないもの。この「両親学級」への参加はそのチャンスです。

 両親学級では、パパが「妊婦の感覚が分かる」妊婦スーツを着用できることもあります。重量が10キロ以上あるスーツの前面に大きなおっぱいとおなかが付いていて、着用するとズシッという重さを感じてもらえます。パパからすれば、「妊婦ってこんなに大変だったんだ」「おなかが邪魔で足元が見えない」といった感覚をリアルに体験できる数少ない機会です。