黒田 長期と短期の両軸で、家族の予定を整理しています。長期では、家族全員の年齢と将来のライフイベントを1枚のエクセルにまとめています。これを見ると「小学校には合計すると13年もお世話になるのか」「僕が50歳のときに長男が大学受験なんだ」とかいろいろ考える。PTAとの関わり方や子どもたちに伝えたいことを整理するのにも役立ちます。

武田 それ、いいですね!

ブログや手帳に「子どもと向き合った時間」を記録

黒田 短期では子どものブログを毎日書いています。妻は長女と次女、僕は長男のブログを担当。僕は毎朝7時半から8時まで近所のグラウンドで息子とサッカー練習をしていて、それを記録しています。

小島 朝練ですか!

黒田 毎日、同じ時間に同じことをさせるのは「時間の概念」を教える時に有効だと思うんですよ。

小島 ブログを始めたきっかけは?

黒田 「この子はどのくらいの時間をサッカーに費やしているのかな?」と思ったことがあって。ブログは息子がサッカーをした記録であり、僕が息子と向き合った時間の記録でもある。実際は息子の行動とか話したことが面白すぎて、忘れたくないという側面が大きいんですが(笑)。小島さんは何か日々記録しているものってありますか?

小島 私は手帳で毎日を振り返っています。これは20代からの習慣で。長年、無印良品のリフィル手帳を愛用しています。マンスリーページに「やったこと」を、そのほかのフリーメモリフィルに「考えたこと」や「気づいたこと」を書いています。共働き生活は毎日バタバタですが、家族や仕事仲間と過ごす中で忘れたくない出来事や学びに満ちているじゃないですか。それを漏れなく記録したい。
ペンはぺんてるの「ハイブリッドテクニカ0.35」。「フリクション」などの消えるペンも好きですが、車のダッシュボードとかに放置すると熱でインクが消えてしまうことがあると聞きました。この記録は絶対に消したくないんです。

(撮影/稲垣純也、日経DUAL編集部/小田舞子)

 この記事は「日経ビジネスアソシエ」2013年11月号「手帳大全 2014」とのコラボ企画です。アソシエに掲載された内容にDUALならではのネタを盛り込み、再編集しました。アソシエ「手帳大全 2014」には、デュアラーの忙しい毎日をサポートする手帳やカレンダーのツールが満載です。ぜひご一読ください。