1男1女の母親、家事代行・ハウスクリーニングサービスの(株)ベアーズ専務、家事研究家など、たくさんの顔を持つ高橋ゆきさん。高橋さんが日ごろから実践している掃除方法を伝授してもらいます。共働き世帯向けのツボを押さえた効率的な方法をマスターしましょう!今回のテーマは、金曜夜にオススメしたいキッチンのお手入れ方法です。

 キッチンの「キレイ、汚い」を左右するのは蛇口やシンク周りの輝きです。ここをキレイにしておくだけで、キッチン全体の見栄えがグンとアップします。ほかの箇所はちょっと目をつぶってでも、ここだけは手を抜かないようにすることをオススメします。ほんの1分だけでいいので、頑張ってみてください。「毎日はとてもここまでできない!」という人でも、金曜の夜だけ挑戦してみてほしいのです。すると、土日の台所仕事ががぜん楽しくなっちゃうはずです。モチベーションが高いときのほうが、いいアウトプットを出せるのは、家事も仕事も同じです。

1. マンゴーカットスポンジに台所用中性洗剤を付け、蛇口やシンク全体を洗います(マンゴーカットスポンジの作り方はこちら)。

2. 水で泡を流します。

3. タオルで乾拭きをします。この辺りから段々とキラキラ感が出てきます。

4. 頑張りポイント! (10秒でOK!)
「無理してまではやらなくてもいいけれど、やったら輝きが何倍にもなる!」「というステップです。ここで使うのは、高橋ゆき特製「みつあみストッキング」(作り方は後述)。完全に水滴を拭き取った後、このみつあみストッキングで蛇口をキュッキュッと磨きましょう。ストッキングの伸縮性を生かしながら、細部まで磨くのがポイントです。

5. はい、できあがり! 蛇口がピカピカ光っていると、まるでモデルルームのような優雅な雰囲気が出ます。

高橋ゆき流お役立ちアイテム みつあみストッキングの作り方

1. ストッキング(お古でも新品でも構いません)を半分に折り曲げます。
2. 折り畳んだストッキングの膝の部分を結び、3本に分かれた状態にします。

3. 結び目を家族に持ってもらったり、引き出しに挟むなどして固定し、3本に分かれた部分を緩くみつあみにしていきます。このとき、緩めに編んでいくのがポイント。きつく編み込むと伸縮性が足りず、磨きにくくなってしまいます。

4. 最後までみつあみができたら、端を結びます。

5. できあがりです。みつあみストッキングで磨くと、ぞうきんのようなケバつきがなく、キズを付ける心配もありません。子どもと一緒に作ると、掃除とお遊びが一度にできて一石二鳥。みつあみのやり方って意外と教える機会がありませんよね。完成したら「作ってくれてありがとう~」と褒めてあげてくださいね。