カビを誘う湿った食器は、食器棚に持ち込まない

 完全に乾ききらない湿った食器を棚にしまってしまうとカビや臭いの原因になります。食器はすぐに棚にしまわずに、乾くまで放置しておきましょう。夕食後に拭いて棚にしまうより、乾くまで出しっぱなしにして、朝に軽く拭いてしまうほうがちょうどいいくらいです。食事で毎回使うヘビロテ食器は「食器棚にしまわない」と割り切るのもひとつの方法です。

外出時は食器棚の扉の両端を開けておく

 食器棚の中は、ちょっと気を抜くとすぐに独特の臭いを発します。ゲストが来たとき以外は、扉の両端を開けておくと通気性を保つことができ、湿気防止になります。お姑さんに「開けっぱなしで、まあだらしない」なんて思われないように、この方法を教えてあげてください。

キッチンのカビ臭さ。犯人はふきんかも?

 水で濡らして使うふきんは、実はカビの温床です。ふきんの除菌をしておくとキッチンのニオイ対策ができます。熱湯やキッチンハイターを使って殺菌する手もありますが、キッチンハイターはニオイが気になる場合も。熱湯も小さい子どもがいる家庭では使いにくいものです。ここで紹介したいのはお酢(食酢)です。

1. ボウルに食酢1:水9の割合で酢水を作ります。酢には消臭、防臭、雑菌の効果のほか、ヌメリを取る作用もあります。

2. ふきんを一晩つけておきます。

ゆきさんからのアドバイス「キッチンをキレイに保つ4カ条は?」

キッチンをキレイに保つポイントをおさらいしましょう。

その1: 短時間でできる日々の「予防」をする!
その2: 蛇口、ステンレスはできるだけピカピカに。
その3: 磨くときはゴシゴシはNG! 「優しい気持ちで」、が基本。
その4: 洗って乾拭きした後の、仕上げ磨きで決定的な差が付く!

(取材・文/福島由恵、撮影/稲垣純也)