今年もたくさんの人に手を借りて乗り切っていくという共働き夫婦は多いはず。普段からお世話になっている人たちへ、改めて感謝の思いを伝えたい。共働きのママ・パパたちの心からの「ありがとう」をお届けします。

場所提供/tokyo baby cafe
場所提供/tokyo baby cafe

蒲生智会さん
46歳
人材サービス・企画営業
フルタイム
子どもの年齢/7歳(小1)

パパへ
「仕事との両立ができるのは、パパのおかげです!」

 夫は、現在仕事と並行して大学院に通っています。出張も多いうえに、通学や論文執筆など非常に多忙な毎日を過ごしていますが、家事や育児の負担を私に全て任せることなく、家事は役割分担をし、休日は必ず息子と遊ぶ一日を作り、私の体力・精神面をサポートしてくれています。

 先日、息子の小学校の懇談会の日程と私の外せない仕事が重なりました。夫は気持ち良く出席を引き受けてくれました。子どもの学校行事に関われるのを嬉しく思っている様子。その姿を見て心から「ありがとう」と伝えたくなりました。普段、夫婦間で(特に私は)感謝の気持ちを伝えることはしないので・・・。

そして・・・「ごめんなさい」も

●お母さん、ごめんね

 実母には「ごめんね」と「ありがとう」を同じくらい伝えたい。75歳になる香川県在住の母には、一年間のうち3分の1は千葉の自宅に呼び寄せて滞在してもらい、サポートをお願いしています。母も仕事を持つ母親として私を育ててくれました。今、「ママの再就職」をサポートする部署で働ける私を心から応援してくれ、滞在中は息子の育児・家事全般を引き受けてくれています。

 母にとっては孫の成長をそばで見られる楽しみもある一方で、趣味のコーラスや旅行など老後の楽しみを満喫したいはずなのに、その時間を奪ってしまってごめんなさい。そして、本当にありがとう。

(取材・文/日経DUAL編集部 長野洋子 写真/鈴木愛子)